夏休みの最後の日曜日、忍者頭巾を染める「いろどりの術」に
32人の忍者たちが川口市内の児童館に集まりました。
2メートルの手拭い布にそれぞれが絞り模様をつけていきます。
ビー玉を輪ゴムで縛るのが定番ですが、
くるくる巻いてから輪ゴムをかけたり、洗濯バサミで挟んだり
ビー玉をごっそり包んでブドウ模様にしようと奮闘する子など
黙々と作業が進みます。
染液はクヌギの殻斗(かくと)、ぼうし。
去年の秋拾い集めておいたバケツ1杯、使い切りました。
ひとつのバットに8リットル、2人で仲良く使ってもらいます。
前回の教訓を生かして、小さいサイズのゴム手袋も用意しました。
「ちょうどいい!」とニコニコする女の子たち、ピンクの手袋がよく似合ってます。
染液→水洗い→媒染→水洗い→染液・・・を
何度か繰り返すうちにどんどん布に色素が吸着し、濃く染まっていきます。
いつも賑やかな忍者たちが、
目の前で起こる不思議な変化に集中しているのがわかります
部屋いっぱいに張られたロープに完成品を干してみんなで眺めながら
感想を言ってもらいました
「予想した模様と違っていたけれど、カッコよくできた」
「輪ゴムとビー玉だけでこんなにいろんな模様になるなんてビックリ」
「どんぐりのぼうしで染まるのはすごい」
エコ忍者学校では次回からいよいよ頭巾を被っての修業が始まります。
大人数での草木染め教室でしたが、無事に終了することができました。
協力して下さった皆さん、本当にありがとうございました。