月別アーカイブ: 7月 2017

たたき染め植物図鑑

 

1学期の終業式の午後、地元の小学校の子供会が藍のたたき染めにやってきました。

全校生徒100人程のこじんまりした小学校です。

今日は2つの地区の合同子供会の9人が参加してくれました。

子供たちは畑で自由に葉っぱを摘み取り

kodomokai

木綿のバッグに張りつけていきます。

「藍のたたき染め」のはずが子どもの自由な発想で色々な葉っぱが並びます。

もはや「藍の…」ではなくなっていますね(笑)

kodomokai 1

セロハンテープでしっかり押さえたら

葉っぱの色素を染めつけるためにハンマーでたたきます。

kodomokai 2

男の子たちも黙々とたたきます。

kodomokai 4

布用クレヨンで模様を描き足してできあがりです。

子供たちの会心の作品がこちら。

kodomokai 3

色々な種類の葉っぱを使ったことで色の違いが出て

植物図鑑のようになっている作品もあります。

藍を使う事ばかり考えていたので、子どもたちの発想に改めて感心させられました。

ホントに「やってみなくちゃわからない」ですね

 

初めてのハンマーで「手にマメができちゃったけどおもしろかった~」

「自由研究で草木染めをやりたいので都合を教えてください」

と、子供たちの感想も色々。

 

いよいよ夏休みがはじまります

たくさんの経験をしてみんなぐっと大きくなるんだろうな…

がんばれ子どもたち!

もちろん(元)子どもたちもね!

 

ありがとうございました

夏のさくら

我が家のガレージにサクラの木が育っています。

鳥が運んだ種なのか、コンクリートの隙間から芽を出したものです。

引っ越してきた頃は細い茎がひょろろ~んと伸びていて

「サクラみたいだね~。大きくなったら染められるね~」

なんて冗談のように話していました。

それから3年、サクラの木はすくすくと成長し

車の乗り降りに支障が出るくらい繁ってきたので

この度ついに剪定、ということになりました。

「サクラ、染めるでしょ?」とだんなサンが手際よく枝を外していきます。

サクラは花の咲く前に染める、と言われているようですが、

そこは「やってみないとわからない」

というわけで初めての夏のサクラ染めが始まりました。

sakira natu

いつものように染料をとります。なんて赤い!

sakura natu 3

そして麻ひも、すごいピンク!

重ね染めをするつもりでしたが、一度でこの色、

だから倍の量を染める事ができました。

sakura なつ

ガレージにはさっぱりと剪定されたサクラが。

どうやらサクラは夏でもよく染まるようです。

葉を伸ばして繁らせて元気があるのかな?などと考えてみます。

 

夏は葉っぱも元気ですがケムシも元気いっぱい💦💦

『夏にあまりサクラを染めないのはケムシがいるからではないだろうか…』

というのが今回夏のサクラ染めをしてみた結論。

ってダメですかね、やっぱり…(笑)

 

ありがとうございました。

作業用エプロンを作ろう!

エプロンを縫っています。

夏は割烹着で作業というわけにはいかず、

お店で見かけたバッククロス型のエプロンを裁断します。

misin 2

「バイアス仕上げなのね。ボタンホールもヒモもないし、楽勝だわね」

と、縫い始めてから気がついた!バイアス5メートル💦

misin

メビウスの輪のように周りをぐる~っとくるんでいくわけで

「これ考えた人、天才だな~」と

ステッチの幅を合わせながらじわじわと縫い進めていきます。

misin 3

コットンリネンのエプロンのできあがり。

絞り模様をつけてキブシで染めます。

epron

夏の草木染めイベントに間に合いました。

今年は夏休みの宿題おたすけプログラムなど

あちこちで草木染めイベントのお声がけをいただいています。

 

まずは今週末、根津神社での『青空個展手作り市』に出店の予定。

https://www.aozorakoten.com/products/detail.php?product_id=1295

 

『2017、夏の陣』のスタートです。

お天気に恵まれますように…

 

ありがとうございました

地衣類で(控えめに)染めてみよう

県立自然の博物館で「地衣類で染めよう」という体験講座に参加したのは

去年の秋のことでした。

地衣類研究会の先生と博物館学芸員の方のご指導で

ウールのフェルト玉を紫に染めて持ち帰りました。

終了後、ウメノキゴケを少し分けて頂くことができましたので、

今年はいよいよ地衣類染めに挑戦です。

umenoki 1

「ウメノキゴケで染めるよ~」と言ったら

コケ好きのお嬢さんが(正確にはウメノキゴケはコケではないのですが)

泊りがけでやってきて、初めての草木染め体験です。

10gのウメノキゴケでできた染液は100㏄、

博物館では煮染めにしましたが、

今回は薄めていつもの浸し染めで染めてみます。

umenoki 3

綿や麻には染まらない、との話でしたが

左からシルクストール、綿麻のマフラー、麻ひも。

uumenoki 2

今回は染液がとてもとても薄かったので

控えめな紫がかったピンクに染まっています。

染料を多く使えばもう少し紫が濃くなるかと思うのですが、今回はここまで。

 

地衣類で染める方法としては、他の方々と違うと思うのですが

こんな方法でこんな色に染まったよ、というご報告ということで

ウメノキゴケをもう少し探して再挑戦したいと思っています。

 

そんなわけで

コケ好きの彼女にも手伝ってもらいながら、フィールドに出てみるのですが、

素人には地衣類を見分けるのはかなりの難易度。

こうして地衣類に(も)のめりこんでいくんだろうなぁ…(笑)

 

ありがとうございました