月別アーカイブ: 8月 2017

自由研究あれこれ

 

子供の頃、ツクツクボウシの声が聞こえると

夏休みの宿題をおわらせなくちゃ💦と焦ったものでした。

 

1学期の終わりに、子供会で『藍のたたき染め』をしていった近所の6年生が

お友達と一緒に『草木染めについて』自由研究をするということで

みんなで染めています。

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夏休みの小学校へ行き、日直の先生に

「自由研究で草木染めをしたいのでサクラの枝を少しください」

ときちんとお願いしていただいてきた校庭のさくらの枝を使います。

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もう1種類は、やはり校庭にあったクワの葉。

草木の量の違いで色の違いがあるか、比較してみる実験です。

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もう一組は中学生の女の子、

たくさんの資料を調べ、染め方が色々で行き詰ってしまったようで

自宅からサクラの枝を持ってやってきました。

こちらは布の素材による染まり方の違いを比較してみる実験です。

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「綿や麻は豆乳処理をする」という資料に従って、

自宅でたんぱく処理をしてきた布と、何もしない綿と麻の布も染めてみました。

「やってみなくちゃわからない」を実感する結果が得られたかな?

 

このサクラは彼女がが1歳の時に記念に植えた木だそうで

その娘さんの記念のサクラでお母様はさくら色のストールを染めて行かれました。

 

草木染めの色にはそれぞれにステキな物語があることを

今日も嬉しく実感させていただきました。

 

後日、かの小学生たちがしっかり模造紙にまとめた自由研究を背負って

「顔写真を撮らせて下さい」とやってきました。

「藍畑で作業している姿なら」といったら「それでいいです」と。

素直でかわいい子どもたちと過ごした今年の夏も そろそろ終わりです。

 

ありがとうございました

応援!自由研究

「東松山市化石と自然の体験館」では『夏休み、応援!自由研究』として

自然をテーマに子どもたちにむけた体験イベントが行われています。

 

今回のテーマは「藍のたたき染め」

~1500万年前の土で育てた藍の葉で染める草木染め体験~

 

化石を産出する地層の土で藍を育てたい、と相談されたのは去年の秋。

夢の企画と思われましたが、藍の成長には肥料もお水も欠かせません。

土作りはしっかりしなくちゃと

腐葉土をたっぷり混ぜ、水はけを良くする工夫をして

スタッフの皆さんが大切に育てたプランターの藍を使います。

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部活が終わってから駆けつけてくれた中学生や

小さい弟さんや妹さんに見守られながらがんばる小学生。

トントンとハンマーの音が響きます。

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梅雨時の猛暑やゲリラ豪雨にも耐え抜いた藍は

葉っぱの状態によって染まり方も様々。

今日も世界に一つだけの「マイバッグ」がたくさんできあがりました。

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植物の色って不思議だなって思ったら

もうちょっと調べてみるのもたのしいかもよ。

だって夏休みなんだから…

 

皆さん素敵な夏休みをすごしてくださいね!

 

ありがとうございました

彩、いろいろ草木染め

 

国営武蔵丘陵森林公園で『彩、いろいろ草木染め展』が始まりました。

先日染めた布が見事なグラデーションとなって壁面を飾っています。

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わかりやすい解説と藍の生葉を使ったたたき染め体験のコーナーもあり

草木染めの魅力が十分に表現された展示になっています。

 

この日は「公園の植物で草木染めに挑戦」というイベントで

植物園の裏手に生える大きなトチノキの葉を使っての草木染め体験が行われました。

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今日の素材はシルクコットンの大判ハンカチ。

バンダナと同じサイズなので、被っても良し、巻いてもおしゃれ、

お弁当だって包めますね。

皆さんビー玉で思い思いの絞り模様をつけて染めの作業が始まりました。

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水洗いが済んだら、お母さんに手伝ってもらいながら絞りのゴムを外していきます。

「どんな模様かな~」妹さんもドキドキしながら見守ります。

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思いがけない仕上がりに、大人もビックリ。

ビー玉と輪ゴムだけでできる模様に感嘆の声が上がります。

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みんなトチノキで染めているのにできあがった色はちょっとだけ違っていて

それが草木染めの楽しくて不思議なところ。

みんなに伝わったら嬉しいな…

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夏休みの草木染めはまだまだ続きます。

深緑の中での草木染め展にぜひお出かけ下さいね。

 

ありがとうございました

虹とそめもの屋さん

森林公園駅前にある学童クラブでは

今年も夏休みの特別企画で趣向を凝らした楽しい会が催されています。

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「おはなしの後で実際にそめものをしたいのですが、草木染めでできるでしょうか?」

年齢はいつもより小さい4~6才、小学生も数人、ママとベビーちゃんも一緒です。

何だかとても楽しそう。というわけで

安全を第一に考えての『そめものたいけん』が始まりました。

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今日のおはなしは「ふくろうのそめものや」(作・絵: 山口 マオ/ 鈴木出版)

鳥さんたちをステキな色で染めていくのですが、優柔不断なカラスは…

という昔ばなしです。

 

台風の進路が心配されましたが、大雨になることもなく

予定人数を超える16人の子どもたちが集まってくれました。

小さな木綿のバッグに絞り模様をつけて、いよいよ草木染めのスタートです。

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さすがに小学生はリズムをつかむと流れるように作業を進めていきます。

 

今日の染料は「アカネ」昔から赤に染める代表的な染料です。

「夕焼けの色を茜色といいますね」と説明したら

『夕焼け色』という表現をすっかり気に入ってもらえたようで

あちこちから「夕焼け色になった~」と歓声が上がります。

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夕焼け空を切り取ったような

世界に一つだけのアカネ色のバッグが16枚、できあがりました。

キャプチャ

今日は夕焼けは見られなかったけれど、

雨上がりの空には大きな虹。

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今日、がんばってよかったなぁ~

50リットルの染料を用意するのは大変だったけれど

それ以上にステキな出会いがたくさんあって

虹の空を見上げながらとても幸せな気分に浸っていたのでした。

 

どうもありがとうございました

 

色見本製作中

 

国営武蔵丘陵森林公園の中にある「都市緑化植物園」の夏の展示テーマは「草木染め」

展示のための染色についてご相談を頂いたのは先月のことでした。

園内の植物で染めて展示したいので力を貸していただけませんか?と

園内の植物のリストを持っていらっしゃいました。

『森林公園』ですからその種類の豊富なこと!

名前は知っていても実際に染めるのは初めて、という植物が並びます。

「私で良ければ…」と喜んでお引きうけさせて頂きました。

 

会期が迫っていることもあり、公園内の研修所の調理室をお借りして

2日間でできるだけ染める、ということになり

それまでに微妙な染めは自宅で作って行きます。

 

トチノキとサクラのグラデーション

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そして調理室での草木染め合宿(泊まってませんが)がスタートしました

作業1日目の成果は10種類ほど

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2日目になるとスタッフの皆さんもすっかり手際が良くなり

分担してどんどん作業が進んでいきます。

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そんな中で初めて染める植物に思わず作業の手が止まります。

枝と葉っぱでとった染液の色の違いがこちら!

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「ピンクと黄色、どっちで染める?」「ここはピンクでしょ~」

「すごい…どっちの色も出せるんですね~」

 

2日間で染めた植物、25種類50色 。

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一度にこんなにたくさんの草木染めをしたのはもちろん初めて。

本当に貴重な体験をさせて頂きました。

この後展示のための作業がスタッフの皆さんにより急ピッチで進みます。

どんな展示になるのかとても楽しみです。

 

やさしい植物の色を見に、夏休みの森林公園にぜひ足をお運びください。

 

ありがとうございました