子供の頃、ツクツクボウシの声が聞こえると
夏休みの宿題をおわらせなくちゃ💦と焦ったものでした。
1学期の終わりに、子供会で『藍のたたき染め』をしていった近所の6年生が
お友達と一緒に『草木染めについて』自由研究をするということで
みんなで染めています。
夏休みの小学校へ行き、日直の先生に
「自由研究で草木染めをしたいのでサクラの枝を少しください」
ときちんとお願いしていただいてきた校庭のさくらの枝を使います。
もう1種類は、やはり校庭にあったクワの葉。
草木の量の違いで色の違いがあるか、比較してみる実験です。
もう一組は中学生の女の子、
たくさんの資料を調べ、染め方が色々で行き詰ってしまったようで
自宅からサクラの枝を持ってやってきました。
こちらは布の素材による染まり方の違いを比較してみる実験です。
「綿や麻は豆乳処理をする」という資料に従って、
自宅でたんぱく処理をしてきた布と、何もしない綿と麻の布も染めてみました。
「やってみなくちゃわからない」を実感する結果が得られたかな?
このサクラは彼女がが1歳の時に記念に植えた木だそうで
その娘さんの記念のサクラでお母様はさくら色のストールを染めて行かれました。
草木染めの色にはそれぞれにステキな物語があることを
今日も嬉しく実感させていただきました。
後日、かの小学生たちがしっかり模造紙にまとめた自由研究を背負って
「顔写真を撮らせて下さい」とやってきました。
「藍畑で作業している姿なら」といったら「それでいいです」と。
素直でかわいい子どもたちと過ごした今年の夏も そろそろ終わりです。
ありがとうございました