2019年が始まりました。
東側の窓からの初日の出、外は-4℃。
今年が穏やかな良い年になることを祈ります。
「染め物の実を拾ってありますよ。いつでも寄って下さい。」
と近くの霊園の事務所の方からお電話を頂いたのは暮れも押し迫った頃でした。
「染め物の実」というのは五倍子のこと。
駐車場の斜面のヌルデの木には毎年五倍子ができます。
一昨年、作業中だった事務所の方に染料のお話をさせて頂いたのですが
それを覚えていて下さったのです。
昨年の台風や大雨で斜面の地盤が緩んでしまい
今年は斜面を整地することになったとのこと。
伺った時には既にヌルデの木はなくなっていましたが、
この環境ですから数年でまた斜面の木々は復活することでしょう。
今年最初の染めは伝統色の五倍子。
ミニストールと綿麻マフラーは事務所のお二人にお届けします。
たくさんの方のお心遣いに支えられて今年の草木染めが始まりました。
今年も素敵な出会いがありますように…
ありがとうございました。