月別アーカイブ: 1月 2016

冬のサルスベリ

「今日はサルスベリの剪定だよ」と造園の親方先生から連絡を頂き

駆けつけてみると剪定された枝が山積みにされていました。

 

サルスベリは枝も実も樹皮もとてもきれいに染まる優秀な染料だと

以前お話ししたことがあったのですが、

それを覚えていて下さったのです。

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一度に染められる量にも限度がありますから、

切り揃えて箱に入れて保存が可能かどうか検証してみることにします。

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そして暑い夏を彩ったサルスベリは、

すっきりとした姿で冬の陽の中に佇んでいました。

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早速ストールを染めてみます

この銀色は何と表現したら良いのでしょう

ずっと眺めていたい、上品な色に染まりました。

親方先生にも見ていただきましょう。

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さて麻ひもはどんな色に染まるのでしょうか。

 

たからもの

 

お天気に恵まれた連休、造園屋さんがご家族と藍染をされて行かれました。

綿素材の物をお持ちいただくようにお伝えしておいたので、

着古したシャツやちょっとしみのついた白いスカートを染め直すことになりました。

薄くしみのついてしまったママのスカートを娘さんが染める事になり、

私の仕事場にかけているカバーのような模様にしたいと

輪ゴムや糸を使って絞っていきます。

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絞り模様をつけることでしみが目立たなくなり

何度も重ね染めをくり返して色のグラデーションをつけたら

もう着られないと思っていたスカートが素敵に生まれ変わりました。

 

絞った糸を外すときのドキドキわくわくの瞬間が大好きです。

「すご~い」「すてき!」「かわいい~」

それぞれの作品に歓声が上がります。

 

風に揺れる藍の色を見ながら

もしかしたら一番喜んでいるのは

染め直してもらったお洋服ではないかと思いました。

こんなにキレイって言ってもらえてよかったね…

 

そして自分で染めたストールを巻いて

「たからものができました」と言って下さいました。

 

子供たちがまだ小さかった頃、

家族で過ごした休日の思い出は、今でも私のたからものです。

 

今日がTさんご家族の思い出の一つになってくれたら

こんなに嬉しい事はありません。

 

「たからもの」という言葉は

これからの私のたからものになりました。

 

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手ぬぐい 試作

 

造園講習会の卒業記念品に、my手ぬぐいを作りたいというお友達が

見本用のてぬぐいを染めにやってきました。

絞ったりたたんだり、丸めてみたり、様々な模様が染め上がりました。

暖かい日になったので庭にテーブルを出しての作業、

みんなが染める様子を見ながら、

私は庭に作った窯でパンを焼いてお茶の準備です。

 

クラスのみんながそれぞれに絞ったりたたんだりして、

来月には有志で染める事になりました。

素敵な記念品になるように、お手伝いさせていただきます。

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乾燥藍の染色は、明日も開催予定

20日からの麻ひもバッグの講習会の準備も始めないと…

今年も忙しい一年になりそうです。

 

初春 さくら染め

 

染めたり編んだり拾ったりしているうちに年が明けてしまい

今日は初心者のための草木染め基礎講座。

テーマは「さくら」

染めたい物を各自が持ち寄ります。

お蚕さんから育てて作った絹も、ちょっと着古した綿のシャツも

やさしいさくら色に染まりました。

絹はこのあと糸にして織るのですが

夏の間、大事に育てたお蚕さんたちから頂いた絹を愛おしむ彼女の気持ちが

そのまま色になったような そんな気がしました。

 

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さくら色のシャツを用意して春を待つ…

今年は特別な春になりそうです。