春の妻沼手づくり市が無事に終わりました。
二日間とも『今年一番の暑さ』
どんより寒い日よりずっといい、とは思いますが
「夏ってこんなに暑かったっけ~」と強い陽射しの中で出店準備です」
去年の秋は台風の大雨で不完全燃焼でしたから
厳しい暑さにも関わらず大勢のお客様が足を運んで下さいました。
とにかく日焼け対策を、とストールや綿麻マフラーが人気で
昼過ぎには品切れの色も出るという初めての経験です。
最近、人にはイメージカラーがあるんだなということを実感しています。
草木染めの色は淡い色が多いのですが
やさしいアカネ色とナチュラルなビワのオレンジ色で迷っていたお嬢さんは
「やさしい系にします」とアカネの綿麻マフラーをして行かれました。
しばらくしてからお母様とおいでになり
「肌触りが良いからお母さんの分も欲しいので」と選ばれたのは
元気なスズメノエンドウのレモン色。
明るいお母様にとてもお似合いでした。
そして私が出会ったのはこの帽子。
手紡ぎの綿糸を栗で染めて編んであります。
くるくると糸車を繰る彼女の姿がとても素敵で
被った瞬間に「これだ💛」と思いました。
「これはこの人のために作ったんだ」と思う瞬間があると
作り手あるあるで盛り上がり、私は宝物がひとつ増えました。
「お久しぶりです」と見覚えのある笑顔で
今回もお母様と足を運んで下さったお客様。
お名前も伺っていないのですが、
彼女はこの藍のバッグのイメージ通りの方なのです。
キンモクセイやサルスベリの落ち着いたグレーもよくお似合いです。
私の草木染めバッグを選んで下さる方が
皆さんとても素敵な雰囲気をしていらっしゃるのが
何よりとても嬉しくて
きっとこれは聖天様のご縁のおかげなのだと
秋にはまたこの町に戻って来ようと思うのです。
ありがとうございました。