月別アーカイブ: 2月 2016

卒業記念

造園技能講習会も卒業まであとわずかとなり、

今日は卒業記念のマイ手ぬぐいを染めに有志の方が4名いらっしゃいました。

25名の受講生がそれぞれに絞ったりたたんだり丸めたりして

個性的な手ぬぐいが染め上がりました。

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風が強く、外に干すことができないので室内で空気酸化させます。

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水洗いの状態で持ち帰り、明日学校でみんなで絞りを外します。

造園講習のロゴも印刷され記念品らしくなりました。

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造園講習の皆さんには大変お世話になりました。

授業で剪定した枝を束ねておいて下さったり

剪定の予定をお知らせ頂いたこともありました。

おかげ様で思う存分草木染めを楽しむことができました。

本当にありがとうございました。

 

ご卒業おめでとうございます。

造園屋さんとしてのご活躍をお祈りしています。

 

そして私は

皆さんが染めた後の残液でストールとマフラーを染めました。

ちょっと薄かったかな…

近々重ね染めをすることにしましょう。

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マイバッグを編もう!

しばらく麻ひもから離れていた、というわけでもでもなく

よみうりカルチャー川口で「麻ひも草木染めでマイバッグ」という

講座をやらせていただきました。

見本はソヨゴとサクラ、クワと藍の巾着バッグ。

mybag

講師が染めた麻ひもでオリジナルのマイバッグを編もう!

というテーマなので

様々な色合いの麻ひもから好きな色を選んでもらうのですが、

「この色とこの色が良いかしら…」「こっちも捨て難い…」と、

迷いに迷い、色を決めるだけで30分以上かかってしまいました。

kyou

皆さん編み物は久しぶりということでしたが、

すぐに勘を取り戻してどんどん編み進める方も…

2日間で完成させる事はできませんでしたが、

もう一つ編んでみたいとか、今度は自分で染めてみたい。という

嬉しい感想を頂きました。

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完成するまでメールでの通信講座も続いています。

次回は秋に開催予定。

やさしい自然の色のマイバッグはいかがでしょうか…

 

冬のイチオシ講座として告知してくださったⅠさん、

私も編んでみたいな、と集まってくださった皆さん

ありがとうございました。

クヌギは優等生

草木染めの自主練をしよう!という事になり

Мさんとサルスベリとクヌギを染めてみました。

サルスベリのTシャツ。

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こちらはクヌギの殻斗(帽子のことです)で染めた手ぬぐい。

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シンプルなたたみ絞りですがとっても素敵に染まりました。

複雑な縫い絞め絞りよりも模様が鮮やかに仕上がり

「これが一番簡単だったのに…」とМさん。

 

私は綿麻の生地で仕立てた割烹着とストールを染めました。

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作業用の割烹着を探したのですがイメージの物がなく

「そうだ!作っちゃえばいいのだ」というわけで

いつもバッグの裏地に使う綿麻の生地で久々に着るものを縫いました。

 

この他に麻ひもを3カセ、こんなに染まるクヌギってすごい!

一体どれだけの色を持っているのでしょうか…

と草木染めの奥深さをまたしても感じた本日の研究会なのでした。

 

北風とさくら染め

小学校のエコクラブの先生から「河原で草木染めはできますか?」

と相談され「やってみましょう」というわけでやって来たのは

川口市の綾瀬川の河川敷。

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前日の夜準備した桜の染液40ℓ、媒染10ℓ、

子供たちが手ぬぐいに絞り模様をつけて染液のテーブル~

水洗いのバケツ~媒染のテーブル~

と一斉に行ったり来たり大移動します。

どうなる事かとちょっと心配もしたのですが、

みんなチョコチョコと動きまわりきれいな桜色の手ぬぐいが出来上がりました。

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「本当はピンクなんて好きじゃないんだ…」と言っていた男の子たちは

帰りにしっかりと頭に被っていて、明日からのお掃除の時間に

使うように先生から言われて苦笑い…

 

冷たい北風の中で、みんなよく頑張りました。

お手伝いに駆けつけてくださったK先生、Tさんファミリー

寒い中見守っていてくださった保護者の方々

皆さんありがとうございました。

 

草木染めは本当はこんなに過酷な物じゃないのです。

今度はもうちょっとあたたかい所でやりましょうね。

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