お天気に恵まれた連休、造園屋さんがご家族と藍染をされて行かれました。
綿素材の物をお持ちいただくようにお伝えしておいたので、
着古したシャツやちょっとしみのついた白いスカートを染め直すことになりました。
薄くしみのついてしまったママのスカートを娘さんが染める事になり、
私の仕事場にかけているカバーのような模様にしたいと
輪ゴムや糸を使って絞っていきます。
絞り模様をつけることでしみが目立たなくなり
何度も重ね染めをくり返して色のグラデーションをつけたら
もう着られないと思っていたスカートが素敵に生まれ変わりました。
絞った糸を外すときのドキドキわくわくの瞬間が大好きです。
「すご~い」「すてき!」「かわいい~」
それぞれの作品に歓声が上がります。
風に揺れる藍の色を見ながら
もしかしたら一番喜んでいるのは
染め直してもらったお洋服ではないかと思いました。
こんなにキレイって言ってもらえてよかったね…
そして自分で染めたストールを巻いて
「たからものができました」と言って下さいました。
子供たちがまだ小さかった頃、
家族で過ごした休日の思い出は、今でも私のたからものです。
今日がTさんご家族の思い出の一つになってくれたら
こんなに嬉しい事はありません。
「たからもの」という言葉は
これからの私のたからものになりました。