県立自然の博物館で「地衣類で染めよう」という体験講座に参加したのは
去年の秋のことでした。
地衣類研究会の先生と博物館学芸員の方のご指導で
ウールのフェルト玉を紫に染めて持ち帰りました。
終了後、ウメノキゴケを少し分けて頂くことができましたので、
今年はいよいよ地衣類染めに挑戦です。
「ウメノキゴケで染めるよ~」と言ったら
コケ好きのお嬢さんが(正確にはウメノキゴケはコケではないのですが)
泊りがけでやってきて、初めての草木染め体験です。
10gのウメノキゴケでできた染液は100㏄、
博物館では煮染めにしましたが、
今回は薄めていつもの浸し染めで染めてみます。
綿や麻には染まらない、との話でしたが
左からシルクストール、綿麻のマフラー、麻ひも。
今回は染液がとてもとても薄かったので
控えめな紫がかったピンクに染まっています。
染料を多く使えばもう少し紫が濃くなるかと思うのですが、今回はここまで。
地衣類で染める方法としては、他の方々と違うと思うのですが
こんな方法でこんな色に染まったよ、というご報告ということで
ウメノキゴケをもう少し探して再挑戦したいと思っています。
そんなわけで
コケ好きの彼女にも手伝ってもらいながら、フィールドに出てみるのですが、
素人には地衣類を見分けるのはかなりの難易度。
こうして地衣類に(も)のめりこんでいくんだろうなぁ…(笑)
ありがとうございました