バッグの里帰り~お直し致します

ショルダーバッグの入れ口が擦り切れてしまったので直りますか?

一昨年の暮れにお届けしたIさんのバッグが里帰り入院しています。

itiba bag

バッグの入れ口や持ち手は一年過ぎる頃には擦り切れてくることが多く

私のバッグも編み直して使っています。

使いこまれた麻ひもバッグは随分と味のある風合いになっていて

大事に使って頂いていた様子が想像されて

まるで里帰りしてきた子供を見るような気持ちになっています。

itiba 2

早速裏布を外し、藍で染めた新しい麻ひもで編み直してみたのですが、

色の違いがはっきり。しかもこれではまた同じことが起こりそうです。

itiba 3

そこでリネンの平紐を藍で染めてみました。靴ひもみたいですね(笑)

ai ribon

素材の違いがアクセントにもなり、入れ口の補強にもなりそうです。

rinen tape

Iさんからも了解をいただき、裏布もきちんと綴じ直したら

バッグは無事にIさんの元に帰っていきました。

 

そして先日の「ぎょうだ蔵めぐりまちあるき」にいらしたTさん(ついにお名前が判明!)「このほつれ、直りますか?」

懐かしいバッグが二つ、再び里帰り入院してきたのでした。

takahata bifore

大切に使って下さっている方にお応えできるように

しっかり作業していきたいと思っています。

 

今日はこのバッグに使うリネンひもを染める準備中です。

 

29日は「とみおかろじくる」

お天気によっては出店場所の変更もあるとのことです。

素敵な出会いがありますように。

 

ありがとうございました。

 

二ホンアカネとヤエムグラ

数年来のテーマだった春の染め「ヤエムグラ」と「二ホンアカネ」

どちらも根を乾燥させた物を何度も煮出す手間のかかる染色です。

ヤエムグラは早春の野に繁茂して初夏には消える越年草。

yaemugura kusa

細い根を切れないように丁寧に掘り上げ、乾燥させておきます。

yaemugura ne 19 4

先生と数年かけて集めておいた根を合わせて染液をとります。

yaemugura

こちらは二ホンアカネの根。

nihonnakane 19

流通しているアカネはインドアカネやセイヨウアカネがほとんどで

二ホンアカネは自分で栽培したり採集に行くことになり

これもとても貴重な染料です。

それを何度も煮出して得られる澄んだ赤い染液。

nnihonakane seneki 19 4 17

ヤエムグラの上品な桃色と二ホンアカネの澄んだ赤色に染まったストール。yaemugura 19 4

アカネ科にしか出せないやわらかな桃色にしばし絶句。

染料の採集の苦労も吹き飛ぶ瞬間です。

 

「採集から始める草木染」の原点ともいえる今日の染色。

草木染に会えて本当に良かった。と心から思います。

 

次はどんな色に出会えるでしょうか?

季節は初夏に向かいます。

 

今週末はいよいよ「ぎょうだ蔵めぐりまちあるき」

素敵な出会いがありますように。

 

ありがとうございました

 

 

 

ソヨゴ染め研究会2019~生垣のお手入れ

「家の生垣がソヨゴです。どうぞ染めにお使いください。」と

夢のようなお話をいただいたのは、去年の秋のいるまクラフトの会場でした。

soyogo 18 Takezoeke

お言葉に甘えて去年の暮れから3回に分けて伺い、

お手入れをしながら念願のソヨゴの枝葉をたっぷりいただいて帰りました。

関東には自生しないソヨゴですが最近は庭木として人気で

都内では街路樹としても植えられるようになっています。

18年前に植えられたTさんのお宅のソヨゴの木はストレスも少なく成長し葉っぱも大きくてとてもきれい。

soyogo 19 mukuge

久しぶりのお手入れということで、夫が形を整えながら手際よく枝を外していきます。

毎年ソヨゴを染める季節になると、師匠自ら長野県内の山に入り

採集した葉を分けていただいていたのですが

今年は埼玉産のソヨゴを師匠の山崎先生にお届けすることができました。

そして始まった「ソヨゴ研究会2019」

soyogo 18 asa

条件を変え検証を繰り返し、1年分のソヨゴ色を染めていきます。

濃い紅色「ザ・ソヨゴ」という色にまた少し近づけた気がしています。

soyogo 19 cotton asa

草木染めをやってみたいとおっしゃっていたTさんでしたが

ゴメンナサイ、あんなにいただいたソヨゴの葉っぱ

私全部使ってしまいました。

 

そして相変わらず私のソヨゴレーダーは全開(笑)

先日検査で行った埼玉医大の本館横にソヨゴ。

idai soyogo

日当たりはどうなのか、ちゃんと水は足りているか

自分もフラフラだったけれどとりあえずソヨゴの身を案じて帰ってきたのでした。

がんばれ町なかの木たち。

そして私もね!

 

今週末に予定していた館林での手業市への出店は

都合により中止させていただきます。

楽しみにしていた方、申し訳ありません。

4/20,21のぎょうだ蔵めぐりまちあるきには予定通り出店の予定です。

 

毎年春に恒例になっていた妻沼手づくり市が

聖天様のご開帳の時期と重なったため今年は取りやめになり

いつもと違う春になっています。

どんな出会いがあるのかな?

 

ありがとうございました。

 

 

春色準備中、藤岡クラフトで会いましょう

 

藤岡クラフトに向けての準備に今日もあたふたしています。

今年のスタートに合わせて春色をたくさん染めました。

 

自宅のツバキは少しだけ枝をいただいて

やさしいピンクとほっこり黄色に染め分けます。

tubaki 

もう少し染めたかったのですが

バケツに活けていたら花が咲いたので、しばらく花を楽しむことにして

続きは花が終わったら染める事にしましょう。

 

月桂樹の枝葉もピンク。

鉄媒染も被せてグレーと白のグラデーションは3色楽しめます。

gekkeijyu 19 3

そして春の定番はサクラ。

今年も夫が剪定した枝を運んでくれました。

sakura 19 3

このふんわりピンクが写真で伝えられないのが残念。

 

ららん藤岡で開催される「藤岡クラフト」は

毎年私の出店のスタートになるとても楽しみなイベントです。

主催者さんのきめ細かい対応と気配りで、毎回安心して当日を迎えられます。

今回、インスタで紹介してもらったコメントは、前回雑談中におしゃべりしたことなんですよ。

https://www.instagram.com/p/BuEjcsPH0ac/

ちゃんと覚えていて下って楽しいコメントにしていただいて

「やっぱり藤岡クラフト大好きだ~」と

当日を一週間後に控えて焦りながらも

顔なじみの皆さんとの再会を心待ちにしているのです。

 

どんな出会いがあるのかな…

「ららん藤岡」花の交流館でお待ちしています。

 

ありがとうございました。

春のイベントに向けて(2019)

昨夜の雨が止んで気温が上がると翌朝は濃霧注意報。

kirinoasa 19 2

50メートル先の大ケヤキの向こうは見えません。

そして霧が晴れる頃になると

田んぼ道を幼稚園バスがお隣のお兄ちゃんをお迎えにやってきます。

kiri bus

3年前はママとのしばしのお別れに泣き叫んでいた坊やでしたが

年長さんになった今はすっかり背も伸びて もうすぐ卒園です。

大好きな見慣れた朝の風景ですが間もなく見納め、なんですね。

 

そして今年も春の出展準備にひとりあたふたとしています。

こんなに忙しくしてしまったのはワタクシなのですが…

 

3/30㈯、31㈰ 藤岡クラフト(ららん藤岡)

4/14㈰ 鷹匠町長屋門の手業市

4/20㈯、 21㈰ ぎょうだ蔵めぐりまちあるき

4/29(月,祝) とみおか手づくり市 ろじくる

 

通い慣れた会場と初めての町と。

今年はどんな出会いがあるのかな?

季節の色々に会いにお出かけ下さい。

itoigawa 18 9 23

お目にかかれるのを楽しみにしています。

 

ありがとうございました。

 

新年は伝統色から

 

2019年が始まりました。

東側の窓からの初日の出、外は-4℃。

今年が穏やかな良い年になることを祈ります。

hinode 19 1 1

「染め物の実を拾ってありますよ。いつでも寄って下さい。」

と近くの霊園の事務所の方からお電話を頂いたのは暮れも押し迫った頃でした。

「染め物の実」というのは五倍子のこと。

駐車場の斜面のヌルデの木には毎年五倍子ができます。

一昨年、作業中だった事務所の方に染料のお話をさせて頂いたのですが

それを覚えていて下さったのです。

reien gobaisi 18 12

昨年の台風や大雨で斜面の地盤が緩んでしまい

今年は斜面を整地することになったとのこと。

伺った時には既にヌルデの木はなくなっていましたが、

この環境ですから数年でまた斜面の木々は復活することでしょう。

reien gobaisi 1

今年最初の染めは伝統色の五倍子。

ミニストールと綿麻マフラーは事務所のお二人にお届けします。

たくさんの方のお心遣いに支えられて今年の草木染めが始まりました。

今年も素敵な出会いがありますように…

 

ありがとうございました。

秘密兵器、乾燥葉

何だかちょっと疲れ気味なので

元気が出る黄色が染めたくなりました。

黄色にも色々、蛍光イエローに染まるスズメノエンドウ、

タンポポ色ならリンゴ、

桑の葉もコブナグサも鮮やかに黄色、なんだけれど、どれもシーズンオフ💦

晩秋のいまの時期に使える素材は秘密兵器(?)乾燥葉!

初夏の元気いっぱいの時にわけていただいたトチノキの葉を使います。

totinoki kansouba 18 11

パリンパリンに乾燥させて100均の毛布用ジプロックで保存しておけばいつでも染められます。

トチノキはさまざまな色を出せるので面白くて難しい素材。

今日はほっこり黄色を目指すことにします。

iromiho

藍のストールに被せてみどりのぼかし染め、

綿麻マフラーは自分用です。

totinoki kasane 18 11

今日のところはこのくらいにしておきましょう。

ちょっと元気になったし、満足満足💚

 

乾燥葉が思いのほか良く染まるということで

今年は色々乾燥させています。

果たして何がどうなるのでしょうか?

相変わらずの自由研究が続いています。

 

年内の出展も残すところ2カ所になりました。

12/2(日)は おにし手作りマーケット

12/8(土)は はとやまクラフト

どちらも室内での出展なので、雨風の心配をしなくて済むのが有難いです。

今回はクリスマスに向けて「里山のリース」も並びますよ(^-^)

ri-su special

素敵な出会いがありますように。

 

ありがとうございました。

 

秋のアカネは夕焼け色

「見沼自然学校」の草木染め体験の当日を迎えました。

今回は屋外での染め体験です。

一週間前の週間天気予報は「くもり時々雨」

「雨だったらどうしますか?」と心配になって電話したところ

「大丈夫よ!僕は晴れ男だから。」と力強く宣言され妙に納得。

そして迎えた当日は見事な快晴!

穏やかな草木染日和になりました。

sizennnoie 18 11 17 asa

早朝から染液の準備が始まります。

今回は4つの鍋で20ℓの染液を2回作ります。

お水は昔ながらの井戸水なんですよ!

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自然学校の 子どもたちは2チームにわかれそれぞれ半日づつ自然観察と草木染めを体験します。

自然観察ではしっかり二ホンアカネを観察し、

染料の話につなげられるのは「見沼自然の家」ならでは、ですね。

エコバッグに思い思いの模様をつける作業では、

子どもたちの想像力と集中力にはいつも驚かされます。

18 11 17 be-dama

二人組で染液→水洗い→媒染と何度も往復しながら染め重ねていく方法は

適度に体を動かすことで、じっとしていることの苦手な子どもたちでも

楽しんで染める事ができるようです。

18 11 17 some

古民家の庭の物干し台に、夕焼けのようなアカネ色がよく映えます。

「思った通りの模様にならなかったけどきれいにできた」

「もっと大変かと思っていたけれど簡単だった」

子どもたちはそれぞれの感想をいっぱい詰めたバッグを持ち帰ります。

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グランドワーク川口のおじさま方のフォローのおかげで

滞りなくプログラムを進めることができました。

年長者ならではの気配り目配りに心から感謝です。

 

自然の家にある植物でもっと色々染めてみよう

という新たな活動が始まりそうで

次はいつ行こうかな?

と、今年も残り2枚になったカレンダーを眺めています。

 

ありがとうございました。

見沼自然学校、草木染め準備中です!

11月になりました。

里山にも紅葉が少しづつ下りてきています。

 

川口市の北側の郊外からさいたま市にかけて広がる見沼田んぼは

見沼用水の水運とともに江戸の台所を支える重要な農産地でもありました。

「見沼自然の家」はそんな昔からの農家が保存され

NPOの「グランドワーク川口」の皆さんの活動によって

貴重な昔ながらの暮らしや懐かしい風景を体験することができる場所です。

minuma demo 18 10 22

季節ごとに様々な体験をすることができる「見沼自然学校」

今月はいよいよ草木染めの体験です。

本番を前にグランドワークのおじさま方に手順の確認を兼ねて

実際に草木染めを体験していただきました。

minuma demo bi-dama 18 10 22

今年の研修旅行で藍染め体験をされた上に好奇心の旺盛なおじさま方、

質問の嵐が止まりません(^_^;)

でもいざ絞り付けが始まるとものすごい集中力で

黙々と作業が進みます。

今回は当日と同じアカネのエコバッグの染色を体験していただきました。

minuma demo some 10 10 22

昔ながらの物干し台に並ぶ秋の夕日色のエコバッグ。

穏やかな秋の陽射しの下で

みんなであれこれ感想を言いながら頂くお弁当はいつもよりずっと美味しく感じました。

minuma demo bag 18 10 22

拙い指導でしたが参加して下さった皆さんありがとうございました。

そして当日はよろしくお願いしますね!

本番は17日、どうかお天気に恵まれますように

 

今週末は大好きな富岡の動楽市

素敵な出会いがありますように

ありがとうございました。

ご縁の始まりのまち

最高のお天気に恵まれ「妻沼手づくり市」が終わりました。

今回は初出店した時の場所のお向かい。

「貴惣門」の回りは黄葉が始まっていました。

menuma kisoumon 18 aki

使い慣れたコールマンのタープテント。

コールマンカラーのグリーンが草木染めの色をわかりにくくしているのが

ずっと気になっていました。

tent coleman

ならば作ってしまえば良いのだ!

とタープ製作に挑戦し、妻沼に行こうという作戦です。

アイスグレーとブルーのナイロン布をコールマンの天幕に合わせて裁断し

tent 18 saidan

なんでこんなことを始めちゃったのかと後悔しながら

大きな布と格闘しつつひたすら縫う縫う…

tent 18 10

3日がかりの作業で何とか間に合いましたが

もうちょっと改善の余地がありそうですね。

menuma 18 aki mise

お祭り気分満載の妻沼のまちは今回もたくさんのご縁とありがとうでいっぱいです。

いつも変わらぬ笑顔で迎えて下さる地元の皆さん、

気さくで気持ちの良い出店者の皆さん、

そして次々に足を運んで下さる顔なじみの皆さん。

春に綿糸を紡いでいた帽子屋さんは今回出店されていないのに娘さんと顔を見せて下さいました。

そして相変わらずお名前も伺えない行田からのお客様。

各地のイベントでご一緒するこぎん刺しの「津春」さん…etc

ここからたくさんのご縁に恵まれて

出店のたのしさを教えて頂いた私の大切なまちなのです。

そして来年の春にはまた必ずここに戻って来ようと思うのです。

 

ありがとうございました。