爽やかヨモギ色

ヨモギといえば春一番に道ばたで季節を教えてくれる草で、

ご近所の皆さんが草餅作りのためにせっせと餅草摘みをされるのは春まだ浅い頃…

ところがわたくし、「今頃摘んだって硬くて餅にはできないだろう?」

と言われながらまだまだヨモギを集めております。

021ヨモギの緑は藍と組み合わせれば、爽やか夏の麻ひもバッグ。

裏布はキブシ染めのグレーで渋めの巾着にしました。

 

よく裏を張っていない麻ひもバッグを見かけますが、

麻ひもは独特のケバ立ちがあるので、使っているうちに内側がバサバサになって

ハンカチなんて悲惨なことになってしまいます。

あみ目から鍵の先が飛び出していたり💦なんてことも…

022なので裏布は必須です。

綿の無地とかプリント地を使ったりもしますが、

やはり草木染めの綿麻布の相性が一番だと思っています。

 

ヤマモモとキブシと五倍子、そしてクヌギ…

見えない所にも季節のいろいろが隠れています。

 

ありがとうございました

 

いろどりの術 試作

「子どもエコ忍者学校」が始まります。

『自然を知り、自然に学び、自然を守る。』をテーマに

児童館が主催する全10回、5か月に渡るイベントです。

 

植物の先生、昆虫ハカセ、郷土史研究家、サバイバルの達人に戸隠流のくノ一

名だたる講師陣に混ざって「いろどりの術」の回に私も参加させて頂くことになりました。

 

身近な自然から色を頂き、忍者の頭巾を染めるのですが

誰にでもわかる染料で、忍者っぽい色に染まるものといったら

やはりこの「クヌギのぼうし」かな?というわけで、本日はその試作です。

クヌギ2

たったこれだけでこの黒さ、やっぱり無敵です💛

 

長めの手拭いに簡単な絞り模様でこんな感じはいかがでしょう。

1クヌギ 

秋には忍たま(?)たちがこの頭巾を被ってごく一部の地域に出没することになります。

皆様、油断なさいませぬ様、ご用心下さりませ(笑)

 

ありがとうございました

幻のクルミ色

 

大きなオニグルミをいただきました。

一昨年の今頃、光沢のある深い焦げ茶色に染まった古民家のクルミの木です。

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麻ひもは焦げ茶、木綿の手ぬぐいはピンクががった茶色に染まりました。

たたみ絞りは難しい…まだまだ修業が必要ですね…

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クルミは染めるタイミングが難しくて、

一昨年の光沢のあるふか~い焦げ茶色がなかなか再現できません。

条件を変えて色々試してみるのですが、

あの時の色に今年もまだ再会できずにいます。

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それでもクルミはとても素直な茶色で、やさしい色をしています。

松あみのミニバッグと

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センダンの緑と組み合わせてミニトート。

 

保存のできない染料は季節と追いかけっこをするようにひたすら染め続けます。

クルミの染料は限りなく黒くて、まるで魔法使いになったような気分が味わえるので、

染色教室では「魔女の染料」とも言われているのでありました(笑)

 

ありがとうございました

夏休みの藍染め

すっかりご無沙汰している間に、世の中は夏休みになりました。

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5月に移植した藍はすくすくと成長し、今日は生葉を使った「たたき染め」をすることにしました。

どんなデザインにしようか考えながら葉っぱを摘みます。

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木綿のバッグに葉っぱを並べてしっかり固定してからハンマーでトントンすると

 

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藍の色が布に移るのです。

布描きクレヨンで模様を描き足したら、世界に一つだけのバッグのできあがり!

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夏休みの宿題にいかがですか?

藍のたたき染めは随時開催中です

9/22 第15回 Handmade park in べに花ふるさと館  にも出店します。

 

藍の畑にも遊びにいらしてくださいね!

 

ありがとうございました

 

 

新緑のべに花ふるさと館

天気予報は直前まで雨、だったのですが

雨雲は朝までに通り過ぎ、新緑が眩しいべに花館です。

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中庭の大ケヤキ、染めてみたいですね(笑)

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草木染めには紫外線が大敵なのですが、

予想外の強い陽射しに、作品も人も身を焦がす思い…

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それでも大勢の方に「きれいね~」「ステキですね」と

声をかけて頂けたのがなにより嬉しかったです。

 

春の草木染め、スズメノエンドウのレモンイエローが大人気。

そして不動の藍。

 

次回は北浦和駅西口でのマーケット。

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初夏の草木染め、準備中です。

またお会いしましょう!

 

ありがとうございました。

ソヨゴ再び

家族が留守の週末、集中してお裁縫だ~

とミシンをかけ始めたところに宅配便が届きました。

「ソヨゴの葉、って何ですか?」

荷札を確認しながら配達員さんが不思議そうに話しかけます。

先月の草木染め講習会でご一緒した長野のYさんから

箱いっぱいのソヨゴが届きました

soyogokai「庭に大きなソヨゴの木があるので送りますね」

と言ってくださったのですが、

私は来年の冬だと勝手に思いこんでいたのです。

奇しくも前日は私の誕生日、

思いがけないプレゼントにしばし感涙…

 

さあ、予定変更です!

箱いっぱいのソヨゴを新鮮なうちに染めきらなくちゃ💦

というわけで ソヨゴ祭りふたたび(笑)

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割烹着とストールも春らしいピンクに染まりました。

私の草木染めは、たくさんの方に支えられていること、

改めて幸せなことだと感じています。

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私と草木染めとを繋いでくれる、すべての皆さんに感謝を込めて。

今日もありがとうございます。

大物小物、そして大鍋

4月に入ってずっと「べに花ふるさと館」で開催されるハンドメイドパークに

出展させていただく大物、小物を染めては編み、縫っては染め、

の日々が続いておりました。

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今回は綿麻素材を多く作りました。

この日は乾燥藍を化学建てでストールとマフラー、割烹着を染めました。

割烹着は5着作ったのでそれぞれ違う染料で染め

微妙な色合いに仕上がっています。

 

今回の目玉は12色に染め分けた綿麻のマフラー。

これからの季節のウォーキングにいかがでしょうか?

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イベントはもうすぐ

お天気に恵まれますように!

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http://harrys-event.jimdo.com/出展する/第14回handmade-park-in-べに花ふるさと館/

 

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ところで、

この度のマフラー量産にあたり鍋に穴が開くというトラブルが発生💦

薄手のステンレスなので仕方ないと思いますが

よりによってこのタイミング?!

と、笑い飛ばすしかない春なのでありました

 

ありがとうございました

 

おみやげはアカネ

高校生の草木染め体験があり、お手伝いさせていただきました。

華道部の生徒さん達は巾着袋を型染め、引率の先生はストールを

それぞれ染めて行かれました。

染液をとるところから始めたので、染料はたっぷり使い

その残り(所謂出がらし)もたっぷり。

捨てるのは忍びない、というわけで頂いて帰りました。

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出がらしと侮るなかれ、

アカネは2番、3番液の方がクリアーな色になるともいわれているのです。

500gもありますから、本日はアカネ祭り💦

ひと鍋でこれだけ、まだまだ染まりそう(^-^)

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赤い麻ひも1年分はできたかな?

ちょっと気分転換に靴下なんかも染めてみました。

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新年度が始まりました。

高校生の皆さん、アカネ染めの巾着に何を入れているのでしょうか…

きっと良い日になりそうな、そんな気持ちにさせてくれる

春のアカネ色なのでした。

 

ありがとうございました。

不思議なイスノキ

イスノキという木があります。

材が硬いので椅子に利用された事が名前の由来とか…

そろばん玉に使われる木といえば「あ~あの木ね」と

誰もが一度は触れたことがあるかと思います。

大木にならず、花は小さくひっそりと咲くので

どちらかといえば地味な木かもしれません。

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ところがこの木の葉にアブラムシの仲間が寄生すると黒く膨らみ

これが優秀な染料になるのです。

黒いイボイボ(虫こぶ)はイスノキにはほぼもれなく着いていて

私も以前は病気なのかな?思っていたのですが…

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やや茶色味のある落ち着いたグレーは藍と組み合わせて

ミニトートにしました。

昨年「Handmade Park in LILIA」で展示販売したところ

この色でポシェットをとオーダーを頂きました。

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まさかのイスノキオーダー💦

造園屋さんのご厚意で枝葉を分けて頂けたおかげで

無事に完成、お届けすることができました。

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染料の採集では本当に頼りになるオトコ、次男のリクエストが

これまたイスノキのペンケース。

感謝を込めて裏布もきっちり草木染めで仕上げます。

 

ところでこのイスノキ、

虫こぶのない葉だけではこの色には染まらないのです。

虫に対する防御作用でタンニンが生成されるので

黒味のある微妙な色になるようなのです。

そういえばソロバン玉の色ってこんな色じゃなかったかしら…

 

主役にはなれない木かもしれないけれど、

虫から身を(木を?)守るためにがんばっているイスノキは

染料としてはシブい主役級だと思うのです。

 

今回のイスノキ染めに関わって下さった皆さん(アブラムシ含)

ありがとうございました

 

 

藍は時間とともに

半年ほど前に「パスポートが入るサイズのポシェットを作って」

とのオーダーを頂き、藍とサルスベリとヤマモモを組み合わせて

小さなポシェットをお届けしました。

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裏布ももちろん藍染め、入れ口にはジッパーをつけました。

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硬い麻ひもで厚みのないポシェットなどを編むと

どうしても仕上がりが反り気味になってしまいます。

使っている間にだんだん馴染んでくるものなのですが…

 

先日、久しぶりに彼女の職場をお訪ねした折に

ポシェットと再会することができました。

仕事中いつも持ち歩いて下さっているとの事ですっかりやわらかくなり

使いこむことで藍が擦れて麻ひもに光沢が出て

何とも言えない風合いになっていました。

何だか「私もほしい!」と思ってしまいました(笑)

 

「もっと自分の仕事に自信を持っていいのよ」

と笑顔の優しいYさんに、そっと背中を押してもらった

思い出の藍のポシェットです

 

写真を撮らせて頂けばよかったな…

 

ありがとうございました